データ消去の間違い-その方法ではデータは消えません!-

■データはゴミ箱に捨てるだけでは消えません。

PC上でファイルやフォルダをゴミ箱に入れても、ファイルやフォルダはHDDやSSD、USBメモリ上に残ります。たとえ「ゴミ箱を空にする」を実行しても、ファイルやフォルダは完全には削除されず、復元ソフトなどを使用すると簡単に復元できてしまいます。

■データはフォーマットするだけでは消えません。

PC上でHDDやSSD、USBメモリをフォーマット(初期化)すると、一見ファイルやフォルダはすべて消えたように見えますが、フォーマットはあくまで「フォーマット情報」を初期化するだけなので、実はファイルやフォルダは残ったままです。フォーマット後、新たにデータが上書きされることで初期化前のデータは一部書き換えられますが、データが書き換えられていない箇所は復元ソフトなどで復元できてしまう可能性があります。

■データを確実に消去するための専用の消去マシン

PCのOS標準機能(ゴミ箱に入れる、フォーマットする)ではデータを完全に消去することはできません。
※専用のソフトウェアなどを使用すれば消去は可能です

U-Reach製デュプリケータはデータを複製(デュプリケート)する装置ですが、HDDを完全消去するための機能も備えています。消去機能を使用すれば、HDDやSSD、USBメモリ内のデータはすべて0(ゼロ)で上書きされ、復元ソフトなどでも復元が困難になります。また、さらに強力なDoD消去(3回上書き)、一部機種では7回上書きをおこなってデータの復元をほぼ不可能な状態にする機能を搭載しています。

■廃棄前には必ずデータ消去を実行することをお勧めします。

HDDやSSD、USBメモリを廃棄する際、専門の業者に依頼することがあると思いますが、事前に消去を行うことで、回収後のデータ流出等のリスクを減らすことが可能です。